■ ID | 266 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県の秋季における大気中ダイオキシン類の特異的な異性体構成 |
■ 著者 | 大塚宜寿
Nobutoshi Ohtsuka
埼玉県環境科学国際センター 蓑毛康太郎 Kotaro Minomo 埼玉県環境科学国際センター 野尻喜好 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本環境化学会 |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第12回環境化学討論会、平成15年6月25日 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県内で採取された大気中ダイオキシン類の異性体構成を調べた結果,八塩化ジベンゾパラジオキシンの構成比が極めて高い特異的な異性体構成が主に秋季に出現することを見出した。この異性体構成は,焼却施設からの排出ガスに含まれるダイオキシン類の異性体構成と大きく異なる。したがって,この特異的な異性体構成の形成は,焼却施設からの排ガスの影響によるものではないと考えられる。秋季には収穫後の落水した水田で稲藁,籾殻などが焼却されている。そこで,これらの焼却で発生するガス中のダイオキシン類濃度を測定し,得られた異性体構成を大気質で見られた特異的な異性体構成と比較した。その結果、大気質での特異な構成は,稲藁の焼却で発生するガスの影響を受けた可能性があることが示唆された。 |
■ キーワード | ダイオキシン類、大気、稲藁 |
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